仲邑氏は今月30日、東京千代田区にある日本棋院で記者会見を開き、韓国に移籍する思いを明らかにした。仲邑氏は「韓国の囲碁リーグに出戦できる棋士になりたい。今は実力が足りないが強くなって、井山裕太先生など日本の強い棋士たちとも戦ってみたい」と語った。
韓国棋院は今月26日に理事会を開き、仲邑氏が提出した客員棋士の申請案を承認した。仲邑氏は来年2月に日本の女流棋聖タイトル防衛戦を行なった後、3月から韓国で公式活動を始めることになる。
仲邑氏は、プロ棋士の父である仲邑信也9段の影響で3歳から囲碁に入門した。その後2017~19年には、韓国のハンジョンジン(韓鐘振)囲碁道場で囲碁の実力を磨いた。
仲邑氏は10歳の時である2019年に日本棋院の英才特別採用推薦棋士制度によりプロ入りした後、歴代最年少でプロ棋士のタイトルを獲得し注目を集めた。その後ことしの2月には女流棋聖戦で優勝し「歴代最年少タイトル」という記録まで達成して、その実力を実証した。
日本棋院所属のプロ棋士が海外に移籍するのは、仲邑氏が初めてである。仲邑氏は「ことしの6月から移籍を悩み始めた」とし「韓国には強い棋士はもちろん、対局も多く常に緊張感を持つことができ、全体的にレベルが少し高い」と語った。
続けて、「キムチチゲを毎日食べる韓国の生活にもあこがれ、プルコギやタッカルビもとても好きだ」とし「世界的に活躍しながらも、いつも優しくて素晴らしいパク・ジョンファン(朴廷桓)師範と対局してみたい」と語った。
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