男はSNSを通じて、自身が飼っている3頭のペロ・デ・プレサ・カナリオ犬との日常を度々投稿していた。
現在、男の投稿はほとんどが削除されているが、ネット上に拡散された内容によると、男は2021年8月ごろから済南市歴下(れきか)区にあるマンション内で、飼育禁止に指定されている犬を飼い始めたと見られる。これまでに何度かマンションの管理組合や警察から警告を受けていたが、男はいずれも無視し犬を飼い続けた。
また、男はSNS上に「うちの犬を見て騒いだ妊婦を殴ったら、11時まで警察にいることに」、「お祝いしよう。2022年初雪の日、兄妹(飼っている犬2頭のこと)がマンション内にいた柴犬をかみ砕いてやった」などと、挑発するような内容を数回にわたり書き込んでいた。
警察の調べに対し男は、「(市の)犬の飼育管理の規定に不満があり、わざと書いた」と話している。
警察は男が虚偽の内容を何度もSNSに書き込み、社会的に悪影響を及ぼしたとして、男の身柄を拘束し、行政拘留に処するとした。また、「済南市文明養犬管理条例」に基づき、男に対し罰金を科すとしている。
男が住んでいた歴下区全域は犬の飼育の重点管理エリアに指定されており、重点管理エリア内では65種類の犬の飼育が禁止されている。男が飼っていたペロ・デ・プレサ・カナリオもその中に含まれている。
飼育禁止に指定されている犬を飼っている場合、1000元(約2万円)~5000元(約10万円)の罰金となり、警告を無視して飼い続けた場合、犬は当局に押収される。
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