陝西省「延西高速道路」、2022年10月の大型バス横転事故…原因は運転手の「脇見運転」＝中国報道

中国・陝西（せんせい）省の高速道路で昨年10月に発生した大型バス横転事故について、同省応急管理局が31日、事故原因の調査結果について報告した。

事故が発生したのは、2022年10月1日午後2時5分ごろ（現地時間）。同省延安（えんあん）市にある「延西高速道路」で、大型バスがガードレールに衝突し横転する事故が発生し、バスに乗っていた8人が死亡、21人が負傷した。

応急管理局など関連部署が調査を行った結果、大型バスを運転していた恵某（男）のスピードの出し過ぎや脇見運転が事故の原因であると判明した。

恵某は事故当時、雨天にも関わらず速度を落とすことなく、制限速度を超過して走行していた。また、走行中に携帯電話の画面を見て脇見運転をし、その際にバスが車道から外れそうになり、気付いた恵某が慌ててハンドルを切ったことで、バスがスリップしガードレールに3回衝突して横転した。

応急管理局は、運転手の恵某や大型バスの運営会社の責任者ら8人を司法機関に移送し、処分を下すと明かした。