死亡したA氏の姉B氏が自身のSNSを通じて、10月27日に、河南省の小学校で教師をしていた妹(A氏)が亡くなったとの連絡が、警察から入ったと明かした。これと共に「残された遺書には、学校でのことが自殺の理由として書かれていたが、学校側はこれを認めず、家族が学校内に入ることも拒否した」と訴えた。
B氏の話によると、A氏はことし23歳で、8月に教員試験に合格したばかりだったという。A氏は26日午後8時~9時ごろまで学校にいたことが分かっているが、その後学校からタクシーに乗って移動。あるビルの6階から飛び降りたと見られている。
B氏が警察から返されたA氏の携帯を確認したところ、A氏は自殺の直前と見られる午後11時44分ごろ、携帯電話のメモ帳に遺書を書き残していた。
A氏の遺書には、「学生たちと向き合い、本気で教育を行いたいのに、その他の学校の仕事、活動、指導教員からのチェック…私たちのように指導も受けずに担任を受け持ってしまった新任教員は、檻の中に閉じ込められているようなものだ」などと書かれていた。
B氏ら遺族は、学校内でなにがあったのか知りたいと、学校側に防犯カメラの映像を見せるよう要求しているが、学校側はいまだ応じていないという。
現在、現地の教育局が介入し、遺族側及び学校側と協議中である。また、A氏が自殺をした原因について、詳しい調査が進められている。
■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556
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