韓国外交部(外務省に相当)は3日、「日本自衛隊の輸送機を通じイスラエルに滞在中のわが国民15人と外国国籍の家族1人が2日(現地時間)午後4時47分ごろ、テルアビブから出発し日本に移動した」と明らかにした。
日本メディアによると、ヨルダンに派遣された航空自衛隊の空中給油機KC767は韓国人15人と日本人20人、ベトナム人4人、台湾人1人と外国国籍の家族6人を乗せテルアビブを出発した。
イスラエルとパレスチナの武装組織ハマスによる武力衝突が発生してから日本政府が自衛隊の輸送機により自国民を移送するのは今回が2回目だ。日本政府は2回の移送過程で韓国人の出国を支援した。
先月21日、日本政府は日本人60人と外国国籍の家族4人を移送する過程で韓国人18人と外国国籍の家族1人を共に輸送機に乗せた。
これに先立つ先月13日、韓国政府は韓国空軍の多目的空中給油機KC330をイスラエルに派遣し韓国人163人を退避させる過程で日本人とその家族51人を共に移送した。
今回の出国により現在イスラエルに滞在中の韓国人は約420人となった。韓国外交部は、「駐日韓国大使館が日本を通じ入国したわが国民の韓国入国などの必要な領事手続きを支援する予定」と明らかにした。
ハマスの根拠地であるガザ地区に滞在していた5人の韓国人は2日午前11時5分ごろエジプトとガザ地区の国境にあるラファ検問所を通過し脱出した。
これに先立ち、エジプトとイスラエル、ハマスはカタールの仲裁によりラファ検問所の通行路を開き、ガザ地区内の外国人と重症患者の移動を許容することに合意した。
韓国政府は武力衝突の発生後、ガザ地区に滞在中の韓国人と随時疎通しながら安全を確認し、ラファ検問所を通過することができるよう支援した。
今回の出国により現在ガザ地区に残っている韓国人はいない。外交部は、「駐エジプト大使館の領事をラファ検問所に派遣し、健康状態の確認およびエジプト内での滞在の支援している」と明らかにした。
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