中国メディア「上観新聞」の報道によると、省当局の関係者が3日、「吉林省延吉(えんきつ)市で、警察官の拳銃を盗んだ容疑者を検察に移送した」と明かした。
ことし9月22日早朝、同市で夜間勤務を終えた1人の男性警察官が、規定に反して拳銃1丁と銃弾20発を所持したまま帰宅した。男性警察官は帰宅途中に妻に頼まれた野菜を買うために、青果市場を訪れた。警察官は当時、私服姿で、拳銃と銃弾はショルダーバックの中に入れていた。
窃盗の常習犯であったA(50代)が、この警察官のカバンの中から手当たり次第に盗んだところ、拳銃と銃弾を手に入れた。盗んだものが本物の拳銃と銃弾であることに気付いたAは、車で市外に逃走した。
男性警察官は拳銃の紛失に気付いた後、すぐに吉林省警察当局へ報告した。
吉林省警察はAが黒竜江(こくりゅうこう)省ハルビン市に逃走したことを突き止め、黒竜江警察に協力を要請。黒竜江警察は警察官100人を投入し、同市巴彦(はげん)県内にいたAを検挙した。
窃盗事件発生から24時間以内に容疑者が捕まり、拳銃と銃弾はいずれも使用されていない状態で回収された。
現在、この件については吉林省公安庁が介入し処理を行っているという。拳銃を盗まれた男性警察官の処分については、公表されていない。
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