申源湜、国防部長官
申源湜、国防部長官
シン・ウォンシク(申源湜)国防部長官は、北朝鮮が主張する偵察衛星の打ち上げ動向について「様々な状況から見て1~2週間以内に打ち上げられそうにはない。北朝鮮が10月に打ち上げなかった理由は、3段エンジン補強に時間がかかっているようだ」と述べた。

申長官は3日、国防部記者団との懇談会で「前回の北朝鮮・ロシア首脳会談の際、プーチン大統領が宇宙発射体に関し、北朝鮮をサポートすると公に明らかにしたため、北朝鮮をサポートしていると判断する。ロシアの具体的な技術的サポートのため、むしろ発射時期は延期される可能性がある」と明らかにした。

申長官はこの席で、韓国軍の偵察衛星打ち上げについても言及した。

さらに「軍偵察衛星(425事業)1号を今月末、米国バンデンバーグ空軍基地からファルコン9ロケットを利用して発射する予定だ。北朝鮮の主要な脅威を軍独自に監視できる最初の偵察衛星を確保し、国防宇宙力発展の基礎を築く」との意味を付与した。

続いて「軍偵察衛星は韓国型3軸システムの基盤となる監視偵察資産の核心戦力である。高度化する北朝鮮の核・ミサイルの脅威を早期に探知・監視できる能力を増強することができ、目標物識別の力量を強化する」と強調した。

また「北朝鮮は相次いで偵察衛星の打ち上げに失敗したが、韓国軍の偵察衛星は優秀な科学技術の力量を証明するだろう」と付け加えた。

425事業は北朝鮮の主要戦略標的を監視し、対応するための軍独自偵察衛星を2018年1月から研究開発で確保する事業であり、電子光学(EO)と赤外線(IR)、SAR衛星で構成されている。

今月末に発射するEO/IR衛星は科学技術情報通信部と協力して航空宇宙研究院に委託開発した衛星で、多目的実用衛星はアリラン7号を基盤に開発し、国防科学研究所が搭載体開発に参加した。

SAR衛星は国家科学研究院主管で国内保有技術を最大限活用して2019年1月から研究開発しており、足りない技術は国際技術協力で補完し、2025年12月までに完了する計画だ。
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