「福島処理水、国民の憂慮伝える...日本は情報を透明に公開すべき」=韓国環境部長官
「福島処理水、国民の憂慮伝える...日本は情報を透明に公開すべき」=韓国環境部長官
「(日本の大臣と)二国間会議の際、福島原発処理水の海洋放出に関する韓国国民らの多くの憂慮を伝えました。」

韓国のハン・ファジン環境部(日本の環境省に相当)長官は4日、名古屋のコンベンションホールで開かれた「第24回日中韓3か国環境大臣会合(TEMM24)」の結果報告3か国合同記者懇談会において、日本の伊藤信太郎環境相との二国間会談で福島原発処理水放出関連の韓国国民らの憂慮が高まっているとし、日本にそれと関連したメッセージを伝えたと明らかにした。

これに対して、ハン・ファジン長官は「韓国政府は国民の安全と健康を最優先にしている」と伝えた。したがって、日本は人と環境に悪影響がないよう処理水を処理すべきであるとする原則を守らなければならないという点を伝達した」とし「科学的かつ国際的基準に合うよう国際社会に発表した放出計画通りに履行しなければならないと伝えた」と説明した。続いて、「このために持続的にモニタリングし、関連した情報は透明に国際社会に共有され、また公開されるべきであるという立場を明らかにした」と付け加えた。

これに先立ち、先月25日に福島原発の運営会社である東京電力の協力会社の清掃作業員らが被爆した事故をきっかけに、日本側のずさんな管理が問題となった。これについて、原子力規制委員会の山中伸介委員長は1日、「東京電力による現場作業者の安全対策が不充分で計画違反があった」とし「情報公開にも問題があった」と指摘した。こうした中、東京電力は2日に予定通り第1原子力発電所処理水の第3次海洋放出を始め、20日までに計7800トンの処理水を海に送り出す計画であることを知らされて、韓国国民らの憂慮が高まっている。
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