インチョン(仁川)警察庁麻薬犯罪捜査界は11月6日、麻薬類管理に関する法律上、麻薬容疑で立件されたG-DRAGONを召喚して調査する予定だ。これに先立ち同容疑を受ける俳優イ・ソンギュン(48)が簡易検査後一週間ぶりに再び警察に出席し、3時間余り調査を受けた。
最近、オンラインコミュニティと社会関係網サービス(SNS)では、G-DRAGONがことし4月、キンポ(金浦)国際空港から出国する姿の映像が拡散され、数百万以上の視聴数を記録した。
映像の中の彼はどこか不快なように腕と首を動かし続け、ポケットに手を入れたり出したり、体をじっとしていることができず落ち着かない様子であった。海外でファンによって撮影されたの映像でもG-DRAGONは後ろにのけぞり、大きくよろめく姿を見せた。一部のネットユーザーらはG-DRAGONが「ツイーカー(tweaker)」状態だったという疑惑を提起した。ツイーカーは麻薬でドーパミンが過剰に分泌され、脳が体を制御できない状態を指す。
先月19日、常習麻薬投薬の疑いで裁判に引き渡された俳優ユ・アイン(本名オム・ホンシク)も公の場で誇張された表情と口調を見せたが、ネットユーザーらはユ・アインとG-DRAGONが似ていると主張した。
これについて専門家らは、精密検査など具体的な証拠が確認されていない以上、憶測は危険だと口をそろえた。断片的ないくつかの行動だけでは、薬物投薬か中毒かを判別できないという説明だ。G-DRAGON側は関連容疑を全面否定した状態だ。11月6日警察に自ら出席して捜査に積極的に臨むという立場を明らかにした。
韓国麻薬退治運動本部麻薬退治研究イ・ボムジン所長は「麻薬中毒の有無とレベルに対する判断は、行動的変化、心理的・生理的変化まで総合的に考慮しなければならない」とし「一、二つの姿でこれだと判断することはできない」と述べた。国立科学捜査研究院大田科学捜査キム・ソンチュン研究所長も「ある人がふらついていた場合、酒に酔っているかもしれないが健康状の問題、精神的衝撃を受けてなど、様々な要因があるかもしれない」と明らかにした。
韓国中毒精神医学会イ・ヘグク会長は「麻薬問題がどんどん戯画化され、問題の本質よりもゴシップネタとして扱われる傾向があるようだ」とし「麻薬に対する治療が必要だという認識を阻害する可能性がある」と指摘した。
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