ロシアで「北朝鮮観光の再開」に関心高まる

ことし9月に首脳会談を行なった北朝鮮とロシアが、交流・協力強化方案の一つである「観光再開」を推進していることから、ロシア内では具体的な履行日程などへの関心が高まっている。

　6日（現地時間）ロシアの大衆紙「モスコフスキー・コムソモーレツ」などによると、北朝鮮とロシアは首脳会談の開催後、軍事分野をはじめ様々な方面で協力を強化することにした。

　その中には、新型コロナウイルス感染症の流行により中断されている「両国の観光」を公式的に再開する方案も含まれている。

　露朝首脳会談後である先月中旬に北朝鮮を訪問したセルゲイ・ラブロフ・ロシア外相も、訪問期間中に “ロシアの観光客たちに、北朝鮮のリゾートを勧めるのか”という北朝鮮記者からの質問に「そうする」と答えている。

　ロシア現地のある旅行社の関係者は「新型コロナ事態前、北朝鮮観光への需要は多かった」とし「今も北朝鮮観光を希望する人は多く、毎日問い合わせの電話がかかってくる」と語った。

　続けて、「北朝鮮の公式な発表があれば、われわれは北朝鮮観光を開始する」と付け加えた。

　最近になり複数のロシアメディアは、北朝鮮観光再開の展望や北朝鮮観光の経験談などを紹介する記事を報道している。

　北朝鮮とロシアは今月中に北朝鮮で両政府間の委員会会議を開く予定で、この会議で両国の観光再開時期の輪郭が示されるが注目されている。