初会合で記念撮影する「総選企画団」関係者と李代表(左から6人目)=6日、ソウル(聯合ニュース)
初会合で記念撮影する「総選企画団」関係者と李代表(左から6人目)=6日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国最大野党「共に民主党」で来年4月の総選挙の対策を担う「総選企画団」が6日、国会で初会合し、総選挙の計画作りに着手した。

 同党の李在明(イ・ジェミョン)代表は会合の冒頭で「今回の選挙は皆が認めるように共に民主党だけの問題ではなく、韓国の命運を分ける」とし「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の傲慢な暴政を審判し、危機にひんしている国民の生活を救う出発点にする責務が我が党にある」と語った。

 また「もし総選挙でわれわれが与党の独走をけん制できない状況になれば、現政府の退行と暴走がどうなるのか明白な状況にある」とし、おごらず謙虚に総選挙に臨むと表明した。

 さらに「党のすべての力を結集し、国民生活を改善するための効果的な代案を提示しながら国民の目線にあった果敢な変化と革新を追求する」として「常に主権者である国民を恐れる謙遜な気持ちで、われわれの内部にあるかもしれない傲慢さを警戒する気持ちで最善を尽くす」と話した。

 総選企画団の団長を務める趙正湜(チョ・ジョンシク)国会議員は「企画団は国民生活、未来、革新の価値を実現する」とし、若い世代を積極的に起用する意向を示した。

 党内では、総選挙で定数300のうち野党側が200議席を獲得するなどといった一部の楽観論について警戒する声も出ている。

 李代表に近い金斗官(キム・ドゥグァン)国会議員はSNS(交流サイト)で「危機が押し寄せているのに200議席などという圧勝論で騒いでいるおかしな人たちもいる。政権を20年維持すると言ってから5年で奪われたことをもう忘れたようだ」と指摘した。


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