タイ人に対する厳格な入国審査に「韓国旅行ボイコット」
タイ人に対する厳格な入国審査に「韓国旅行ボイコット」
タイ人に対する韓国の厳しい入国審査に、タイから韓国旅行をやめようとする声が大きくなっている。このような動きに両国政府も対応策議論に乗り出した。

タイの英字日刊紙ザ・ネーション(The Nation)によると、ソーシャルメディアX(旧ツイッター)にはタイ語で韓国旅行禁止、韓国出入国管理というハッシュタグをつけた投稿が先月までにそれぞれ3万2000件、1万7000件が上がった。このような文を投稿したタイのネットユーザーらは、韓国出入国管理事務所が入国審査過程でタイ人を不当に扱うとし、韓国旅行をしないように主張している。

タイのネットユーザーを怒らせたのは、タイのインフルエンサーが韓国に入国して拘禁された後、一日で出国措置をとられたという文を載せてからだ。以後、多くの人が同様の経験を共有し、韓国旅行ボイコット運動が広がった。ザ・ネーションは、韓国出入国管理事務所が過剰に費用を請求したり、他の国を旅行せず韓国のみ頻繁に行き来したことまで問題化し、タイ旅行客の事情を紹介した。

韓国政府は、不法滞在者管理のために入国審査手続きを厳格に運用するしかないという立場だ。タイ人は韓国をビザの発行なしに入国できないが、これを悪用した不法滞在者が増えているという理由からだ。法務部はタイの在留者のうち78%、15万7000人が不法滞在者であると推算している。

タイ政府もこのような事情を把握している。先週、タイ労働部はタイ人が観光客として韓国に入国し、違法就職しないように協力してほしいという公文を、タイ旅行会社協会に送った。主要空港にも韓国違法就職を防ぐため、取り締まりチームを配置した。両国外交部は近いうちに領事局長会議を開き、入国審査問題を議論する計画だ。

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