同省が統計庁の人口住宅総調査資料を分析して発表した「2022年地方自治体の外国人住民の現況」によると、外国人住民数は、新型コロナウイルス感染拡大で入国制限がかかった2020年と2021年に減少したが、コロナ禍が収束に向かう中で回復に転じた。留学生や外国籍の同胞が大幅に増えたことが要因だ。それぞれ3万2709人(20.9%)、2万9000人(7.9%)増加した。
類型別では「韓国国籍を持たない者」が175万2346人、「韓国国籍を取得した者」が22万3825人だった。韓国で生まれた「外国人住民の子供」は28万2077人だ。
「韓国国籍を持たない者」の中で、留学生は18万9397人となり、結婚移民者(17万5756人)を初めて上回った。韓国の大学は学齢人口の減少に伴い、外国人留学生の獲得に力を入れているため、増加に影響を与えたものとみられる。また、Kカルチャー(韓流文化)の世界的なブームも韓国への関心を高めている。
外国籍の同胞も39万7581人に達し、着実に増加している。外国人労働者は7964人(2%)増の40万3139人で、不法滞在者などを含むその他の外国人は58万6473人だった。
地域別では、全国17の市・道すべてで外国人住民数が増加した。京畿道が3万7010人増えて75万1507人となり最多だった。ソウル市(1万5546人増)や仁川市(1万2171人増)も増加傾向が顕著だった。
全国市・郡・区別では、安山市(10万1850人)、水原市(6万8633人)、始興市(6万8482人)、華城市(6万6955人)、富川市(5万5383人)の順で、上位の5地域がすべて京畿道に属していた。
外国人住民が1万人以上または総人口の5%以上を占める「外国人住民集中居住地域」は97か所で、前年より11か所増えた。市・道別では京畿道が23か所で最多を記録し、ソウル市17か所、慶尚北道・慶尚南道各9か所、忠清南道8か所だった。
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