ブリンケン国務長官、韓国に到着…9日に外相会議、尹大統領と面会予定
ブリンケン国務長官、韓国に到着…9日に外相会議、尹大統領と面会予定
米国のバイデン政権の外交政策を総括するブリンケン国務長官が8日、韓国に到着した。

 8日、外交関係者によると、ブリンケン長官が東京で主要7か国(G7)外相会議を終えた後、同日午後遅く、京畿道平沢市(キョンギド・ピョンテクシ)所在の烏山(オサン)空軍基地を通じて韓国入りした。ブリンケン長官は明日、パク・ジン外交長官と米韓外相会議を開き、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の表敬訪問、チョ・テヨン国家安保室長との面談などの日程を消化する予定だ。

 ブリンケン長官は訪韓期間、キャンプデービッド会談後、アジア太平洋経済協力会議(APEC)で米中首脳会議を行う前に、韓国との意見調整などを行う計画だ。さらに、北露軍事協力の憂慮とイスラエル・パレスチナ戦争、ウクライナ戦争など国際情勢に関する日米韓間の調整も議論する見通しだ。

 日米韓3国はキャンプデービッド後に「日米韓3国宇宙安保対話」、「日米韓3国高位級サイバー協議体新設合意」などを行った。また、日米韓3国の国防長官会議を準備中であり、年内に北朝鮮弾道ミサイルの警報情報をリアルタイムで共有するシステムを稼動させる方針だ。

 ブリンケン長官は7日、岸田首相に会った際も「自由で開放されたインド・太平洋」(FOIP)を発展させるには米国・日本・韓国の3国間協力が重要だ」と日米韓3国の強固な関係に言及した。

 特に、ことしで米韓同盟は70周年を迎えるため、米韓同盟の持続的な発展とグローバル包括的戦略同盟の構築案についての議論が双方の主な関心事だ。この他、経済安保、先端技術、地域と国際情勢などについて意見交換するものとみられる。

 外交部は「ブリンケン長官の今回の訪韓を通じて、ことし70周年を迎える米韓同盟がグローバル包括的戦略同盟としてさらに発展していける重要な契機になるものと期待する」と述べた。

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