SKテレコムによる7~9月期の実績。左から売上高、営業利益、当期純利益。
SKテレコムによる7~9月期の実績。左から売上高、営業利益、当期純利益。
韓国の移動通信3社(SKテレコム=SKT、KT、LGユープラス=LGU+)による、7~9月期の合計営業利益が1兆742億ウォン(約1233億3340万円)を記録した。前年同期比では減少したものの、国際情勢や物価上昇を考慮すれば健闘したといえる。

SKTの営業利益は4980億ウォン(約571億6804万円)で、前年同期比6.96%増加した。移動通信部門の売上高は1.1%増の2兆6540億ウォン(約3047億円)。第5世代(5G)移動通信は成長が鈍化したものの、9月には加入者数が13%増の1515万人となり、全加入者の66%に達した。

KTの営業利益は3219億ウォン(約369億6390万円)で、28.9%減だった。減少の理由は、賃金および団体交渉向けの費用、コンテンツ利用料などとなる。同社の5G加入者は、全体の70%に相当する951万人を突破した。韓国内外への旅行客が増加したことによるローミングサービスの売上高が拡大。仮想移動体通信事業者(MVNO)事業の売上高も1.6%成長した。

このほかLGU+の営業利益は10.8%減の2543億ウォン(約291億8649万円)だった。電気代など固定費用の負担が影響した。


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