麻薬類の1つに分類される向精神薬は医師からの処方を受けて‘治療’目的で使われるはずの専門医薬品だが、違法販売・広告などの掲示物が200件以上摘発された。これと共に‘受験生の栄養剤’などの不当広告も182件が確認された。
食品医薬品安全処(食薬処)は9日、10月16日から31日まで食品や医薬品をオンラインで不当に広告したり、違法販売する行為を集中的に点検したと発表した。
まず、韓国国内では注意力欠乏過剰行動障害(ADHD)の治療に使用する‘メチルフェニデート’(麻薬類、向精神薬)を勉強がよくできる薬、集中力を高める薬などと違法販売したり、広告したりする流通・斡旋・分け合い・購買などの内容が含まれた掲示物が200件あった。
薬学用語辞典によると、メチルフェニデートは中枢神経系を刺激して集中力を調節し、覚醒を向上させる薬物だ。
医師の処方が必要な専門医薬品であり、主な副作用としては不眠、不安、頭痛などがある。オンライン上で違法に流通される製品は、効果はもちろん、安全性も断言できず、個人が任意で服用する場合、医薬品の誤用・乱用による副作用発生の可能性もある。
健康機能食品として認められていない製品を集中力栄養剤、記憶力改善栄養剤、頭脳健康などと広告する事例も182件あった。これらの製品は、一般食品を健康機能食品または医薬品と誤認・混同させるというのが食薬処の説明だ。
食薬処は「放送通信審議委員会などにすぐさまサイトへの接続遮断を要請し、管轄行政機関に行政処分を依頼した。今後も消費者の被害予防のために国民の関心が高い製品のオンライン広告、違法行為を持続的に点検し、措置する」と明らかにした。
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