SMエンタを買収したカカオ、売上高が2期連続で2兆ウォン超＝韓国

IT大手のカカオは7～9月期、売上高が前年同期比16.3％増の2兆1609億ウォン（約2486億3985万円）を記録したと発表した。芸能プロダクション大手のSMエンタテインメント（以下、SMエンタ）を傘下に置いた後の4～6月期および今期と、2期連続で売上高が2兆ウォン（約2303億円）を超えている。SMエンタを除いた場合の売上高は、2％増の1兆9045億ウォン（約2192億8489万円）にとどまっている。

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SMエンタの買収で、大型アーティストの顔ぶれが広がった。ボーイズグループ「NCT DREAM」と「RIIZE」を含む、4グループのアルバム販売は100万枚以上を記録。四半期別で最大となった。

ミュージック部門の展望も明るい。10月にカムバックしたガールグループ「IVE」による3枚目のアルバムの初期販売枚数が160万枚を記録し、3枚連続でミリオンセラーとなった。このほか、日本をターゲットとした新人グループ「NCT NEW TEAM」のデビューも控えている。

カカオのホン・ウンテク代表は「ミュージック部門が、少数の大型アーティストに依存する構造から、所属アーティスト全般にファン層が拡大する構造となり、ここにSMエンタの人気アーティストが加わって、マルチレーベル体制がいっそう安定した」と話している。