ソウル市 全国初のトコジラミ(南京虫)通報センターを開設 = 韓国
ソウル市 全国初のトコジラミ(南京虫)通報センターを開設 = 韓国
10日、ソウル市は「トコジラミ通報センター」の運営を本格的に開始し、韓国防疫協会と協力して防除教育まで支援する「トコジラミ管理特別対策」を推進すると発表した。これに伴い、8日からトコジラミが発生した場合、ソウル市ホームページ「トコジラミ発生通報センター」で通報が可能だ。市民や業者がトコジラミ発生届を作成すると、その情報が市の関連部署と保健所にリアルタイムで共有され、発生場所と状況の迅速に把握できる仕組みで、トコジラミの防除業務への活用が期待される。

 トコジラミ発生申告センターではソウル市が製作したトコジラミ関連教育、PR資料、トコジラミ消毒業者リスト、トコジラミ関連の海外ニュースをチェックできる。また、TBSが制作した「ソウルのトコジラミはどこまで来たの?」などの動画コンテンツも利用可能だ。特にタイムラインニュースで紹介した「我が家のトコジラミ痕跡調査5レベル」は、トコジラミの痕跡がベッド付近で発見される1~2レベルから深刻な5レベルの状況までイラストで説明されており、一般家庭でも簡単にトコジラミの生息をチェックできることが期待される。

 ソウル市はトコジラミ防除業者が業務の参考になるよう英国害虫防除協会(BPCA)と協力し、BPCAの研修講座の動画を提供する。

 BPCAは1942年に設立され、害虫防除による公衆保健の向上を目標とするNPO団体で、害虫防除業者に専門的な教育を行い、大衆向けのPRとコンサルティングを行う。英国はトコジラミ防除と研究が積極的に行われており、ソウル市では英国のトコジラミ防除情報が現場で活用されることを期待している。ソウル市ではBPCAによるトコジラミ防除の基本と実践をテーマにした教育動画を順次公開する予定だ。

 ソウル市市民健康局のパク・ユミ局長は「ソウル市はトコジラミによる被害を重要な公衆保健学的問題であると認識し、先頭に立って対策を行う。一般市民のトコジラミによる被害を軽減するため、管理を継続していく計画である」と述べた。
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