米韓の国防相が「安保協議会議」を開催=韓国・ソウル
米韓の国防相が「安保協議会議」を開催=韓国・ソウル
韓国のシン・ウォンシク(申源湜)国防相とロイド・オースティン米国防長官は13日、韓国ソウルの国防部(防衛省)庁舎で「米韓安保協議会議(SCM)」を行なった。

 シン国防相は、この日の拡大会議に先立って「韓米同盟70周年を迎え、これを祝う行事とともに、韓米は同盟レベルを画期的に発展させる多くの進展を成し遂げた」とし「韓米両国の首脳間によるワシントン宣言や初の核協議グループ発足など、高度化する脅威に対する拡大抑止の実行力を画期的に強化し、米キャンプデービッド協力により韓米日安保協力を強化するための強固な基盤を築いた」と語った。

 続けて、「40年ぶりの米戦略原子力潜水艦“ケンタッキー艦”の訪韓、国軍の日の米軍戦闘部隊員たちによる市街行進参加、米B-52Hの韓国初着陸など、わが国民たちが強固な韓米同盟を実感するきっかけになったと思う」とし「われわれの熱望する韓米同盟の姿が続けば、いかなる困難も韓米同盟の名により克服していくことができる」と語った。

 これにオースティン国防長官は「米韓同盟70周年は、同盟共同の価値と犠牲の歴史的な里程標だ」とし「数十年間米韓両国は共に歩み、安保と繁栄を成し遂げた」と答えた。

 また「韓国に対する拡大抑止の公約は鉄のように固く、最もわれわれと思いを共にする国、日本や東南アジア・太平洋島しょ国のパートナーと緊密に協力する準備ができている」とし「域内における安保協力の増進は、同盟を一層強化してくれるだろう」と付け加えた。

 米韓両国はこの日、北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応し、米国による拡大抑止の実行力をより強化する協議を行なったことが伝えられている。

 「SCM」は、米韓が政府次元で安保問題全般を協議する国防相級の年例協議体で、1968年に始まり毎年ソウルとワシントンを行き来し開催されてきた。

 会議の結果は通常「共同声明」のかたちで発表されるが、今回の会議では声明とともに「米韓同盟国防ビジョン」も発表されるものとみられる。

米韓がSCMを機に「国防ビジョン」を発表するのは、2010年の「国防協力指針」と2019年の「国防ビジョン」につづき、今回で3度目となる。

Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 96