これに先立ちフォードは、120億ドル(USD、約1兆8183億円)規模のEV投資計画を延期し、年内に60万台を掲げていた年間EV生産台数を40万台へと縮小した。フォードは今回のMOU撤回の理由として、EV販売が鈍化している点を挙げている。
このほかにも米ゼネラルモーターズ(GM)は昨年半ばから来年半ばまでに、累積40万台のEVを生産する計画を延期した。
こうした自動車メーカーの決定は、バッテリーメーカーにも影響を与えている。LGエナジーソリューションは、米国テネシー州にあるGMとの合弁工場の稼働時期を、予定していたことし下半期から来年初めに延期。SKオンとフォードは2026年に予定していた、ブルーオーバルSKの米国ケンタッキー第2工場を稼働する時期の延期を検討している。
バッテリー業界の関係者は「EV需要が鈍化している状況下で工場を新設するよりも、既存工場を活用すれば、建設・投資費用と熟練工の確保・教育などにかかる数兆ウォン規模の費用と時間を節約できる」と話している。
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