ビッサムコリアのイ・ジェウォン代表
ビッサムコリアのイ・ジェウォン代表
投資銀行(IB)および暗号資産業界によると、仮想通貨「ビッサム」の運営を行うビッサムコリアは10月末、サムスン証券を主管社として新規株式公開(IPO)の手続きに着手した。2025年下半期の上場を目指す。まずはKOSDAQ市場への上場を狙うが、場合によっては有価証券(KOSPI)市場へ変更する可能性もあるという。

ビッサムコリアが今回のIPOについて多くのことを語ることはなかったが「主管社を決めたことは事実」と認めている。

ことしの半期報告書によると、同社は4000億ウォン(約459億1075万円)以上の金融商品資産を保有しており、現時点で資金調達が必要な状況ではないことが分かる。資金よりも市場からの信頼を高めなければ、「アップビット」などの他社に市場1位を明け渡すという危機感が、今回のIPOの背景にあると考えられる。

関係者によると、ビッサムコリアおよびビッサムホールディングス取締役会のイ・ジョンフン議長が登記上、取締役として復帰した。代わりに、不正請託疑惑があるイ・サンジュン代表は取締役会から除外された。ビッサムホールディングスの代表は、イ議長からの選任を受けたビッサムコリアのイ・ジェウォン代表が兼任する。IPOを成功させるため、イ議長が支配力を高め、内部統制を進めるとみられている。


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