薬物使用の容疑で立件された歌手G-DRAGON(本名クォン・ジヨン)が、「薬物を使用したことも、誰かから(薬物を)受け取ったこともない」と述べ、自身の潔白を再び主張した。

G-DRAGONは13日、連合ニュースTVとの単独インタビューで「薬物を使用しておらず、今回の薬物容疑に関して私は関係がないので、一日も早く潔白を証明するために(警察に)自ら出頭した」と述べた。

彼は「インタビューを受けるかどうかを決めるまですごく悩んだ」と話し、「多くの方々に私の潔白と真実を伝えるために勇気を出して(インタビューを受けることを)決めた」と語った。

G-DRAGONはすでに起訴されているカンナム(江南)の風俗店室長A容疑者(29)との関係については「何の関係もない」と述べ、「今回の薬物事件に関して私が受けている容疑については全く事実関係が存在しない」と強調した。

G-DRAGONはA容疑者の供述内容については「その方の行動がおかしいと思う」と述べ、「記事を通じて今まで知っているところでは、(A容疑者は)薬物の前科があり、その人の供述に信憑性があるのか私もまた疑問に思っている」と述べた。

チャンネルAの報道によると、A容疑者は「2022年の12月初め、G-DRAGONが店のトイレに行って戻って来た後、トイレから不審な包装紙が発見された。その直後、G-DRAGONの行動がおかしかった」と警察に供述した。A容疑者は薬物使用など6犯の前科があり、今回の事件で拘束される前の簡易検査で大量の向精神薬成分が検出された。

G-DRAGONはA容疑者に薬物を渡した疑いで立件されている医師B容疑者(42)に対しては、「私は(薬物を)受け取ったことがなく、その医師が誰なのかも知らない。むしろ知りたい」と語った。

警察は、B容疑者がA容疑者を通じて俳優のイ・ソンギュン(48)などに薬物を提供していたとみて、近くB容疑者を取り調べる方針だ。すでにB容疑者の家や病院などを家宅捜索し、自動車を押収している。

G-DRAGONは警察への出頭前に全身を脱毛をしたという報道に対しても「事実と全く違う」と述べ、「昨年のアルバム活動の後、1年半以上髪を脱色したり染めたことは全くない。そして最も重要なことは、自主的に出頭した時点で警察側から通信の制限や身柄を拘束する捜査令状がなかったにもかかわらず、私は潔白を一日も早く証明するために自発的に毛髪や爪まで任意提出している状況」と説明した。

さらにG-DRAGONは「この事件の核心となるポイントが引き続き外れているような感じを受けている。なぜ疑惑や誤解が大きくなるのか分からない」と語り、「薬物を使用したのかどうかに対する本質的な疑問に対しては、私が今提出している証拠で立証されると思う」と付け加えた。

G-DRAGONは自分の身振りや言動により薬物使用が疑われているという点に関しては「6歳の時から子役として芸能生活を始め、30年間にわたって芸能生活をしてきた。ダンスを長く踊ってきたので、一般の方々より体が柔軟だ」と答えた。

さらに「ある時から私の言うことが誤って伝わり、(言葉に)影響力が生じてからは(話すことに対して)慎重になった」と語り、「ひとことひとこと責任感を持って話さなければならないという強迫観念に苦しめられたため、話す時には慎重に考えて、記憶をたどってものごとを考える中で返答する時間が長くなった」と述べた。

G-DRAGONは「芸能人としてテレビに映る姿だけで判断されることに耐えなければならないが、今回の薬物事件に関しては率直に言って残念だ」と語り、「私は自分の考えと信念を話すにあたってたくさん悩んだだけであって、うわごとを言っているのではない」と強調した。

警察庁国家捜査本部の関係者は13日、定例記者懇談会で、「明確な物的証拠なしに供述だけで(G-DRAGONに対する)捜査に着手したのではないか」という指摘に対し、「その通りだ」と述べながらも、「捜査の対象者が他人の犯罪について供述する際に確認せざるを得ないため、立件前に調査を行ったのだが、その内容が広まった」と述べた。

また、「薬物犯罪捜査は国立科学捜査院の鑑定結果だけでなく、関係者の供述やフォレンジック調査の結果などを総合して容疑の有無を判断する」と述べ、「(麻薬簡易試薬検査で)陰性が出たからといって無理な捜査が行われたと断定するのは多少拙速な判断だ」と説明した。

G-DRAGONは立件当初から「薬物を使用した事実はない」と容疑を否認している。
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