米韓「科学技術同盟」進化…「第2のFA-50航空機」を作る
米韓「科学技術同盟」進化…「第2のFA-50航空機」を作る
北朝鮮のミサイル脅威への対応能力向上のため、米国が早期警報衛星情報を韓国軍にリアルタイムで共有することにした。米韓は国防科学技術を共同開発し、兵器体系も共同で作って輸出も推進する。米国のロッキードマーティンの技術を基盤として、韓国航空宇宙産業(KAI)が開発した、T-50(FA-50)超音速航空機のような事例を多数創出する構想だ。

 韓国のシン・ウォンシク国防部長官と米国のロイド・オースティン防長官は13日、ソウル国防部庁舎で第55回米韓安保協議会議(以下SCM)を開き、このような内容を盛り込んだ共同声明を採択した。

 共同声明によると、両国長官は早期警報衛星情報共有システム(SEWS)の構築に合意した。早期警報衛星情報共有システムとは、米国が運用している静止軌道衛星(DSP)と宇宙配置赤外線衛星(SBIRS)など10ヶ余りの早期警報衛星を通じて敵国ミサイルの発射を早期に探知し、同盟・友好国に関連探知情報を共有するシステムだ。

 この体系が構築されれば、韓国軍はこれまで事後に受けてきた米国側の早期警報衛星情報をリアルタイムで共有してもらえることになる。北朝鮮が最近開発した変則プルアップ機動ミサイルなどの多様なミサイルを直ちに探知して対応できるようになる見通しだ。

 これと共に両国長官は、世界的なサプライチェーンの再編と国際技術競争の激化に対応し、防衛産業と科学技術分野での協力を拡大することにした。具体的には、まず米韓国防部間の高位級国防科学技術協議体を新設し、共同研究開発を推進する計画だ。また、兵器体系の企画段階から協力することにした。これを通じて朝鮮半島の戦場状況と連合戦力に適した技術と兵器体系を開発するということだ。

 国防部関係者は「両国兵器体系間の有機的な情報交換は、脅威への適時対応と効率的作戦を可能にすることで、同盟の連合作戦能力を増大させるだろう」と話した。
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