15日、法曹界によると、水原地裁刑事13部は殺人容疑で起訴されたA氏(45)に懲役10年を言い渡した。また、児童関連機関の10年就職制限、保護観察5年を命じた。
A氏は3月30日午前7時35分頃、京畿道華城市基安洞の自宅で寝ていた息子B君(5)の首を絞めて死亡させた後、自殺を試みた疑いで裁判に付された。
A氏の夫が出勤後、B君が登園しなかったという幼稚園の連絡を受けて自宅に戻り、倒れている母子を発見した。
当時、A氏は意識がなく、近くの病院に運ばれて治療を受けて命に別状はなかったが、B君は死亡した。
A氏は数年前から攻撃的な行動をするB君に手を焼いていた。
彼女は犯行前日の3月29日、幼稚園の園長から「B君は攻撃性と暴力性が強く注意力散漫だ」という話を聞いて、息子を育てる自信がないという考えで犯行したことが分かった。
現場からは「つらい。B君は私が先に連れて行く」と書かれた遺書が発見された。
A氏は約10年前、うつ病の診断を受けて薬を飲んできたことが分かった。
検察はA氏に懲役20年を求刑し「再び殺人犯罪を犯す可能性が認められ、刑執行後に保護観察を宣告する必要がある」として裁判所に保護観察命令を要請した。
裁判所は「被告人は親としての子供を保護し養育する責任を捨てて殺害したという罪責が非常に重い」としながらも「犯罪前歴がない点と犯行を自白した点、うつ病がひどくなった点などを考慮して刑を決めた」と明らかにした。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88