15日、中国共産主義青年団の機関紙”中国青年報”など現地メディアによると、ことしの夏から全国的に発病が始まったマイコプラズマ肺炎が、冬に入ったことで一層勢いを増している。
一部の学校は臨時休校となり、感染者が発生した幼稚園や学校の保護者たちは感染を懸念し登校させない場合もある。
浙江省の衢州(くしゅう)市にある3つの病院では、9月からこれまで診療を受けた肺炎感染の幼児が、昨年より17.8倍急増している。
急性呼吸器感染症であるマイコプラズマ肺炎は初期にはカゼの症状をみせ、高熱とせき・タンが5週以上続き、抗生物質を服用しても効果のない特徴がある。
感染した幼児の中には、身体に十分な酸素を供給することのできない「肺機能不全」などへと発展し、肺洗浄を受ける事例も急増している。
中国衛生健康委員会の報道官は、前日の会見で「マイコプラズマ肺炎は、ありふれた呼吸器疾患だ」とし「3歳以下の幼児も感染した事例が報告されているが、状況は例年より大きく悪化してはいない」と伝えた。
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