エバーランドによると、11月13日、野外放飼場に出たフーバオが脱出を試み、観覧客が退場した後、待機時間が100分まで増えるなど混乱が生じた。
フーバオは、野外放飼場の周りを取り巻く鉄条網を越えた後、そこに植えてある竹を無茶苦茶に掘り散らした。フーバオは観賞用に植えられている竹を折って振り回したり、口に入れたりし、これまで行ったことのなかったエリアに入ったりもした。
飼育担当がニンジンを持ち、フーバオを説得したが、フーバオの脱出騒動は約30分間続いた。
結局「フーバオお爺さん」と呼ばれるカン・チョルウォン飼育士がフーバオを直接連れて来たことで、このような騒動は終了した。
エバーランド側はフーバオに野外放飼場「外出禁止」処分を下した。倒れたフェンスと竹を補完するためだ。そのため、観覧客は当分の間、フーバオを屋内放飼場でのみ会うことができる。
フーバオが鉄条網を超えたのは初めてではない。11月8日、フーバオはためらいながらも数回試み、野外放飼場に設置されたフェンスを越えた。これを見守っていた観覧客たちは驚き、「オー」と嘆声を漏らした。
エバーランド関係者は「フェンスが補完され次第、フーバオを再び野外放飼場に出す」とし「補完まで長期間はかからないだろう」と述べた。
一方、フーバオは4歳になる来年、中国に帰らなければならない。絶滅危惧種であるパンダは、所有権が中国にあり、フーバオのように海外で生まれたパンダも、時が来れば中国に返還しなければならない。具体的なフーバオの返還時期は決まっていない。
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