青年住宅ローン詐欺に加担した若者に実刑判決=韓国
青年住宅ローン詐欺に加担した若者に実刑判決=韓国
韓国の光州地裁は15日、青年住宅ローンの申請書類に虚偽の内容を記入した詐欺グループの一員として、A氏(21)に懲役6か月の実刑を言い渡した。A氏は、借家人を装ってインターネットで申し込んだチョンセ(伝貰:韓国独特の賃貸住宅制度。入居時に一括で高額の保証金を入れる)用の青年住宅ローン「モバイル青年チョンセローン」から1億ウォン(約1160万円)を受け取り、主犯に渡したとされる。

 この事件は、昨年、「ヴィラ王」と呼ばれる大規模なチョンセ詐欺事件が社会的な関心を集めた時期に発覚した。光州で活動していた詐欺グループは、2022~2023年にかけて、架空の賃貸契約書を作成し、審査が緩いモバイル青年チョンセローンに申し込んで計14億ウォンをだまし取った。警察は、主犯を含む21人を逮捕・起訴した。

 借家人を装ったA氏は単純な手先として加担し、お金ももらっていないと主張したが、裁判所は「被告人は、青年層の住居安定を目的とした公的な融資制度を悪用した組織的かつ計画的な犯罪に関与し、その罪質が重い」として実刑判決を下した。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 104