「スーパーコンピューティング・カンファレンス2023」の様子
「スーパーコンピューティング・カンファレンス2023」の様子
韓国科学技術情報研究院(KISTI)は15日、米国コロラド州で開催中のイベント「スーパーコンピューティング・カンファレンス2023」(SC2023)において、韓国のスーパーコンピュータ(以下、スパコン)の保有台数が世界7位、性能は9位であることが明らかになったと発表した。

13日(現地時間)に発表された世界のスパコンランキング・トップ500においては、米国のオークリッジ国立研究所(ORNL)による「フロンティア」がトップになった。

昨年6月から1位となっている「フロンティア」の性能は1.194エクサフロップス(EF)で、1秒あたり119.4京回の演算が可能となる。2位と3位は、ことし新たに登場した米国アルゴンヌ国立研究所の「オーロラ」と、米マイクロソフトの「イーグル」だった。

このほか日本の理化学研究所と富士通が共同開発した「富岳」、およびフィンランドの科学ITセンターによる「ルミ」は、それぞれ4位と5位だった。

韓国によるスパコンの保有台数は12台でイタリアと共に7位、性能では151.3ペタフロップスで9位となった。ネイバーの「セジョン」(22位)や韓国政府による「DAIDC」(126位)などが、500位圏内に新たに登場した。サムスン総合技術院の「SSC-21」(28位)、SKテレコムの「タイタン」(59位)など、既存のスパコンは順位が変動している。

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