韓国・ペルー首脳、防衛産業・サプライチェーン・開発・インフラ協力強化へ
韓国・ペルー首脳、防衛産業・サプライチェーン・開発・インフラ協力強化へ
韓国とペルーの首脳は16日(現地時間)、防衛産業とサプライチェーン、インフラなど多様な分野での協力を強化することで合意した。

 アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため、米サンフランシスコを訪問中のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は同日午前、ペルーのディナ・ボルアルテ大統領と就任後初めて首脳会談を行ったと、大統領室が伝えた。

 ことし両国国交正常化60周年を迎え、8年ぶりに開催された首脳会談で、両首脳は韓国とペルーが包括的戦略パートナーであることを再確認し、△防衛産業△サプライチェーン△開発協力△インフラなど多様な分野で協力を強化していくことで意見が一致した。

 特にユン大統領は両国がこれまで空軍基本訓練機(KT-1P)、海軍艦艇など多様な分野で防衛産業協力を進めてきたことを評価し、「ペルー政府が車輪型装甲車および新型戦闘機導入事業を推進していると聞いている」とし、「韓国企業の装甲車とFA-50(軽戦闘機)に関心を持ってほしい」と話した。

 続けて「銅、銀、亜鉛など鉱物資源が豊富なペルーと今後、鉱物協力をより一層拡大していくことを希望する」とした。

 ペルーの鉱物生産量順は銅と銀が2位、亜鉛が3位、鉛が4位だ。 ペルーは韓国の銅・亜鉛の輸入国5位だ。

 さらに尹大統領は、今回の会談で2030釜山(プサン)世界博覧会に対するペルーの支持を要請した。

 ボルアルテ大統領は「基本訓練機(KT-1P)、多目的支援艦など高い水準の防衛産業技術を保有した韓国との防衛産業協力が、持続的に発展することを期待する」と話した。

 両首脳は2024年にはペルーが、2025年には韓国がAPEC議長国となる予定であり、APECが域内繁栄と持続可能な成長に寄与できるよう緊密に協力していくことで合意した。

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