「誰の責任なのか」…小学生が投げた石に当たり死亡した70代遺族=韓国
「誰の責任なのか」…小学生が投げた石に当たり死亡した70代遺族=韓国
韓国ソウルのあるマンションで、満10歳未満の子供が投げた石に当たり、70代男性が死亡した。

被害者遺族は、責任を問う人がいないという事実に苦しさを訴えた。

ソウル市ノウォン(蘆原)警察署とカンブク(江北)消防署などによると、11月17日午後4時30分ごろ、ソウル市ノウォン区のあるマンション団地で、住民のキム氏(78)が10階以上も上から落ちた石が頭に当たり死亡した。

当時、キム氏は足が不自由な妻と共に外出を終え、支えながらマンション入り口の階段を登るところであったと伝えられた。

週末を迎え、キム氏夫婦の家を訪れた孫が、祖母の電話を受けて急いでかけつけたが、キム氏はもう亡くなっていたと伝えた。

警察の調査の結果、石は投げた人は同じマンションに住む小学校低学年の学生であると確認された。

該当学生は10歳未満で刑事処罰をすることができない年齢だった。

キム氏の息子は「誰のせいにすべきか分からない。その子の親を責めるべきか、その子を責めるべきか、世界を責めるべきか。あまりにも悔しく苦しく、父が哀れだ」とMBCを通じて述べた。

警察は、石を投げた生徒とその保護者を相手に、詳細な事件経緯などを調査している。

ことし9月にも塾の授業を受けに行った高校1年生が、小学校6年生のA学生が高層ビルから投げた消火器に当たり、頭と肩に重傷を負った。

A学生は満10歳以上から14歳未満に該当、刑事処罰を受けない「触法少年」で、警察は家庭裁判所に送致した後、事件を終えた。

触法少年は、刑法に抵触した行為をしても刑事処分を受けず、少年法による保護処分を受ける。

警察は、当時A生徒が故意に人を狙って消火器を投げたわけではないと見たが、一部の専門家は高層から物を外に投げて人を負傷させたり死なさせた場合、故意性に関係なく処罰されるという意見を出した。

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