この選挙では、「パド」選挙運動本部が唯一の候補者として出馬したが、投票率が在籍会員の半分を大きく下回る24.4%(仮投票数3千946票)にとどまった。総学生会選挙管理委員会は17日午後10時に全員会議を開き、延長投票は行わないことにした。その間、ソウル大単科大学学生会長連席会議が総学生会の職務を代行することになる。
ソウル大は2019年以降、総学生会の結成に苦戦している。2019年11月から2021年11月まで、候補者不足や辞退などで総学生会が組織できなかった。ただし、当時の投票率は40%前後で今回の投票率より、はるかに高かった。昨年の第63代総学生会選挙でも投票率の不足で期間を延ばしてようやく会長を選んだ。2012年と2014年の総学生会選挙も同様に不成立となっている。2012年の総学生会選挙の最終投票率は約27%で、当時過去最低を記録したが、今回の選挙で最低記録を更新した。
新型コロナウイルス感染症の流行後初めて実施された今回の総学生会選挙は、低迷する投票率によって学生自治への関心の低下を浮き彫りにした。候補者は「運動圏」と呼ばれる左派系学生団体との距離を置き、学生福祉を重視する公約を掲げたが、多くの学生に支持されなかった。ソウル大の総学生会は今後どうなるのか、注目される。
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