「1500ウォン置いて行きます」…無人店舗のCCTVに映る学生、店主が感動=韓国
「1500ウォン置いて行きます」…無人店舗のCCTVに映る学生、店主が感動=韓国
無人店舗で連日のように窃盗を行う10代の青少年について伝えられる中、ある学生が店に1500ウォン(約173円)を置いて行ったというエピソードが明かされた。

ソウル・チュンラン(中浪)区で無人のカップラーメン店を運営するAさんは最近、SNSに「店を片付けていると、ティッシュケースの中にお金が入っていた」とし、「何のお金かと思いCCTV(防犯カメラ)を見たところ、感動した」とのエピソードを明らかにした。

Aさんによると、CCTVにはある男子学生が店のドアの前で少しためらってから店に入る様子が映っていた。学生は外で買って来たカップラーメンをAさんの店の中で食べた。

ラーメンを食べ終えた学生は財布から1000ウォンと500ウォンを取り出すと、CCTVのほうに見せてからティッシュケースの中に入れた。

Aさんの店でもラーメンを売っているが、カード決済のみが可能なため学生はここでラーメンを購入することができず、別の場所で買って来たラーメンをここで食べるのが申し訳ないと思い、一種の「席料」を払ったようだ。

Aさんは、「近所のコンビニにはラーメンを食べるスペースがない。学生たちは公園や道端に座ってよくカップラーメンを食べている」とし、「映像の日は雨が降って寒かったからか、少しためらってから店に入り、ラーメンを食べてお金を置いて行ったようだ」と話した。

また、「最近もこんな学生がいるとは。この学生はきっと大物になるだろう。今日は朝から気分がいい」と付け加えた。

そして、「先月は大人4人が隣の店でサンドイッチを買い、うちの店でただ食べて行った」とし、「そのときは寂しい気持ちになったが、久しぶりに心のきれいな学生に会った。かわいくて礼儀正しく、大人よりもすばらしい」と感動した様子を見せた。
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