コーロンインダストリーのヨス(麗水)工場の石油樹脂工場
コーロンインダストリーのヨス(麗水)工場の石油樹脂工場
韓国化学素材大手、コーロンインダストリーのキョンサンナムド(慶尚南道)クミ(亀尾)アラミド工場で、12月初めの完成を前に最終点検が行われている。完成すれば、年産量は7500トンから1万5000トンへと増える。同社の関係者は「約70%水準の前販売があった」と話している。

今回の工場増設で生産されるアラミドは、電気自動車(EV)用タイヤのほか第5世代(5G)通信用光ケーブルに使われる。

同社は5月、約220億ウォン(約25億3765万円)を投資し、これまで1500トンを生産していたアラミドパルプ生産ラインを3000トンへと増設する計画も発表していた。

このほか同社は、接着力を画期的に改善した高純度の芳香族系石油樹脂(PMR)技術を用いて、付加価値の高い石油樹脂市場の拡大へも乗り出している。2021年には、1万5000トン規模の石油樹脂工場が完成。5月には約240億ウォン(約27億6835万円)を投資して、PMRの生産設備1万トン規模を増設した。年産能力は、現在の1万1000トンから、2万1000トンへと約2倍に増える。

コーロンインダストリーの関係者は「増設は来年上半期に終わる予定で、これによりPMRの生産能力は世界トップになるだろう」と話している。

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