G-DRAGONさん(資料写真)=(聯合ニュース)
G-DRAGONさん(資料写真)=(聯合ニュース)
【仁川聯合ニュース】違法薬物を使用した疑いが持たれている韓国の音楽グループ、BIGBANG(ビッグバン)のG-DRAGON(ジードラゴン)さん(35)に対する薬物使用の有無を調べる検査で、手足の爪を使った精密鑑定の結果が陰性だったことが21日、分かった。国立科学捜査研究院が鑑定結果を仁川警察庁麻薬犯罪捜査係に通知した。

 G-DRAGONさんは麻薬類管理に関する法律違反の容疑で先月立件され、今月6日に仁川の警察署に出頭して取り調べを受けた。警察の採尿に応じ、その日に結果が出る薬物使用の簡易鑑定では陰性だった。簡易鑑定は通常、5~10日前に薬物を使用していた場合に陽性反応が出る。

 警察は取り調べの際、科学捜査研究院での精密鑑定のため毛髪と他の部分の体毛を採取しようとしたが、G-DRAGONさんは髪の毛を除く体毛のほとんどを脱毛していた。警察は代わりに毛髪と爪を採取して7日に科学捜査研究院に送った。毛髪を使った精密判定の結果も陰性だった。毛髪は約1年前までの、爪は5~6カ月前までの薬物使用の有無を確認できるとされる。

 警察はソウル・江南にある遊興施設の従業員の女の供述から、G-DRAGONさんが昨年12月に同施設で薬物を使用したとみて捜査を続けてきたが、女の供述以外に証拠を確保できず、無理な捜査を進めているとの指摘も出ている。女は今年3~8月に覚せい剤と大麻を使用した罪で起訴されている。


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