韓国政界が一斉に「北の衛星発射」を糾弾
韓国政界が一斉に「北の衛星発射」を糾弾
韓国の与野党は22日、北朝鮮が前夜に軍事偵察衛星を発射したことに対し「明白な国連安保理決議の違反だ」として、一斉に批判した。

与党“国民の力”は「北朝鮮の軍事的挑発は、国際社会からの孤立や経済悪化などをもたらし、これは政権の崩壊を早めるだけだ」として批判し、共に民主党(民主党)は政府の安保態勢強化を求めた。

与党の報道官はこの日の午前、論評を通じて「北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)政権が前夜に結局、3次軍事偵察衛星の奇襲発射を敢行した」とし「これは、北朝鮮の弾道ミサイル技術使用を禁止した国連安保理対北決議案の明白な違反だ」と批判した。つづけて「与党は韓国だけでなく、国際社会全体に対し挑発を敢行した今回の発射を強く糾弾する」と伝えた。

また「韓国政府は『朝鮮半島の緊張激化の原因は全面的に北朝鮮のキム政権にあり、武力挑発を敢行するなら、これに対する責任を必ず問う』とすでに宣言している」と語った。

さらに報道官は「わが国軍と韓米連合軍は鉄のように強固な防衛態勢を維持しており、キム政権のさらなる挑発状況を徹底して監視している」とし「日本とも最近回復した韓日関係を基に、発射体への多様な軍事的情報を円滑に交換しており、有事の際には積極的に協力する準備態勢を整えている」と語った。

民主党も、国連安保理決議の違反を指摘した。イ・ジェミョン(李在明)同党代表はこの日の午前、国会で開かれた党の最高委員会議で「北朝鮮による軍事偵察衛星の発射を強く糾弾する。確固とした軍事対備態勢が一層重要だ」と強調した。

民主党の首席報道官は会見を通じて「北朝鮮の宇宙発射体の発射は、朝鮮半島と国際情勢の緊張を高める妄動だ」とし「いかなる理由があっても正当化されることはない」と非難した。

Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 96