ユネスコはこの日に開かれた世界遺産条約締約国会議で、世界遺産委員会の新規委員国を選出した。アジア地域グループ内の空席1席には韓国が選ばれた。
韓国はことしから2027年まで、世界遺産委員会の委員国として活動する予定である。韓国が世界遺産委員会の委員国になったのは、今回で4度目である。
世界遺産委員会は世界遺産条約締約国195か国のうち21か国で構成され、地域別に委員国を選出する。
韓国が今回の任期に世界遺産委員会の委員国として活動することになったのは、大きな意味がある。
世界遺産委員会は、日本帝国時代の朝鮮人強制労役現場であった佐渡金山の世界遺産登録を審査しているところで、来年の世界遺産委員会で最終決定されるためだ。また、2015年に世界遺産に登録された端島(軍艦島)の炭鉱など、日本近代産業施設に関する管理の現況も審査の対象である。
韓国の委員国選出に関し「日本は2021年に選出され2025年まで委員国として活動する中、韓国も世界遺産委員会に合流することから、これらに対する審査の過程で日本をけん制し、韓国の立場を積極的に伝えることのできる道が開かれた」という見方が出ている。
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