北朝鮮は軍事偵察衛星「万里鏡1号」を搭載した新型運搬ロケット「千里馬1型」を打ち上げ、成功したと明らかにした=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮は軍事偵察衛星「万里鏡1号」を搭載した新型運搬ロケット「千里馬1型」を打ち上げ、成功したと明らかにした=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の国防省は23日の声明で、南北軍事合意に基づき停止していたすべての軍事措置を再開すると発表した。朝鮮中央通信が伝えた。北朝鮮の軍事偵察衛星の打ち上げを受け、韓国が同合意の効力を一部停止したことに反発し、合意の破棄を宣言したものとみられる。

 声明は「情勢を統制不能の局面に追い込んだ彼らの無責任かつ重大な政治軍事的挑発行為の代価を必ず支払うべきだ」として、「地上や海上、空中などすべての空間で軍事的な緊張と衝突を防止するため取った軍事的措置を撤回し、軍事境界線地域により強力な武力と新型軍事装備を配備する」と表明。「北南(南北)の間で取り返しのつかない衝突事態が発生した場合、全面的に『大韓民国』が責任を取らなければならない」と威嚇した。そのうえで、「偶発的な要因で武力衝突が全面戦に拡大し得る最も危険な軍事境界線地域の情勢は『大韓民国』の失態により、収拾できない統制不能に陥った」と非難した。

 北朝鮮は21日夜、軍事偵察衛星を打ち上げ、軌道に進入させたと発表。韓国軍は22日、南北軍事合意の飛行禁止区域設定に関する効力停止を決め、南北軍事境界線付近での監視・偵察活動を再開した。


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