リアルタイムで航空機を追跡するウェブサイト“フライトレーダー24”によると、ロシア空軍所属のイリューシン-62Mが22日ロシアのウラジオストクから出発し、同日午後12時30分ごろ平壌スナン(順安)国際空港に到着した。
ただ、ロシアの軍用機に誰が乗っていたのか、何の目的で平壌を訪問したのかなどについては明らかにされていない。ロシア軍用機の平壌訪問は、ことしの8月と9月につづき今月7日にも捉えられている。
専門家たちは「ロシア軍用機の平壌訪問は、北朝鮮衛星情報の収集を援助するためだ」と分析している。
米シンクタンク“ランド研究所”のブルース・ベネット上級研究員は「この飛行機には、衛星を専門とするロシアの科学者たちが搭乗した可能性が最も高い」と語った。つづけて「キム総書記はウラジミール・プーチン・ロシア大統領に、衛星発射と衛星情報の収集作業のため援助を要請したものとみられる」とし「プーチン大統領も衛星問題に関し『援助する』と約束したようだ」と語った。
米シンクタンク“政略国際問題研究所(CSIS)”のビクター・チャ上級顧問(韓国部長)とエレン・キム上級研究員は22日(現地時間)、緊急懸案報告書を通じて「北朝鮮による軍事偵察衛星の発射は、ロシアの援助による直接的な結果だ」と分析した。つづけて「キム総書記はことし9月プーチン大統領との首脳会談で、ロシアに望む優先順位を明確に伝えている」とし「会談以前の2回にわたる衛星発射の失敗は、ロシアの援助有無による強い因果関係をはっきり示している」と主張した。
また「北朝鮮はおそらく韓国独自の衛星発射に先がけて、偵察衛星の成功を発表したかったのだろう」と指摘した。
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