国際博覧会機構(BIE)は28日(以下、現地時間)、フランス・パリ郊外で総会を開き、リヤドを2030エキスポ開催地に決定した。開催地選定投票でリヤドは116票を得て、釜山(29票)とイタリア、ローマ(16票)をリードした。
ニューヨークタイムズ(NYT)は韓国のエキスポ誘致について「ドラマ『イカゲーム』の主人公イ・ジョンジェなど有名人と、K-POPを代表する『BTS』を広報大使に任命するなど、初のエキスポ誘致のために総力を尽くした」と評した。AP通信も「釜山は観光客誘致と雇用創出のために、人工知能と6G技術力など先端技術をアピールした」と評価した。日経アジアは「釜山はエキスポ誘致のために多くの努力をした」としながらも「韓国は釜山誘致に政府予算57億ドルを割り当てたが、これはイタリアの109億ドル、サウジの78億ドルより少ない」と伝えた。
このような努力にもかかわらず、釜山はオイルマネーを前面に押し出したリヤドに勝てなかった。実権者ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子主導で大規模な経済・社会改革を推進しているサウジは、改革の成果を対外に誇示するために今回のエキスポを誘致した。NYTはサウジのエキスポ開催について「サウジの国際的イメージを改善しようとするビン・サルマーン皇太子の努力の結実」と評価した。
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