呼吸器疾患の拡散により「病院」で勉強する学生たち…教育当局が「宿題禁止令」=中国
呼吸器疾患の拡散により「病院」で勉強する学生たち…教育当局が「宿題禁止令」=中国
中国では、呼吸器疾患の拡散により次々と学校の授業が中断されている中、「疾患者の学生たちが病院で数時間、点滴を打ちながら宿題をする」という異常な様相が繰り広げられている。

29日、中国共産党機関紙“人民日報”など現地メディアによると、マイコプラズマ肺炎などの呼吸器疾患が拡散していることから、中国各地では臨時の学級閉鎖や学生が出席しないことで正常な授業が行なわれない状況が続出している。

病院も「飽和状態」だという。北京や上海・広東省・福建省などの小児科病院は、38度以上の高熱などの症状があるこどもの呼吸器疾患者たちであふれかえり、他の病院にも移送されている状況である。

一部の病院では、小学生たちが点滴を打ちながら廊下に机を置き宿題をしていることが問題になっている。保護者たちは「学校で非常に多くの宿題を出すため、こどもが病院でさえ勉強しなければならない」と不満をこぼしている。

このことに対し北京当局は去る25日、学校に公文を発送し「呼吸器疾患の拡散により、こどもの感染者が急増している」とし「学生たちの健康安全保障のため、感染した教師および学生は完治するまで登校してはならず、家で休息をとらなければならない」と指示した。

また「治療に専念できるよう、発病した学生に宿題を出してはならない」と求めた。

山東省の教育庁も「呼吸器感染症の拡散防止を最優先とし、完治していない学生たちが宿題のためストレスを受けないようにせよ」と指示した。

Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 96