背景には、昨年から液化天然ガス(LNG)船など付加価値の高い船舶の受注が増えたことがある。ことしに入り韓国の造船会社による受注量は前年比で約40%減ったが、船価が上昇したことで収益性も改善している。
好調を受けて、韓国の造船各社は人材の確保に乗り出している。HD現代重工業・現代尾浦造船・現代三湖重工業、およびサムスン重工業、ハンファオーシャンで働く人員数は、9月末時点でそれぞれ計3万8403人と、4~6月期に比べ439人(1.1%)増えた。
これと共に平均給与額も上昇中だ。HD現代重工業のグループ会社、サムスン重工業、ハンファオーシャンの9月末時点の平均給与額は6450万ウォン(約739万円)と、昨年7~9月期から13.6%上昇した。
各社はことしも積極区的な人材採用に乗り出す予定だ。
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