これ先立ち、キム代表は27日、釜山エキスポ誘致懸案について「残念ながら文在寅政府の無関心によって、わが国はサウジアラビアに比べて遅く(活動を)始めたが、それにもかかわらず政府と企業が総力を尽くし、ワンチームで行動する姿は全世界に感動を与えるのに十分だったと思う」と述べた。
チョ元長官が取り上げた数字は、2030世界エキスポ誘致の競争国間投票でのサウジアラビアと韓国への投票数である。
韓国は1次でサウジアラビアが3分の2以上の票を得られないよう阻止し、イタリアを脱落させた後、決選投票でサウジアラビアを上回るという戦略を立てたものの敗れた。
政府は投票直前まで示していた逆転への期待とは裏腹に、予想よりも大差で敗れると残念な気持ちを示した。
サウジアラビアよりもエキスポ誘致戦に遅れて飛び込んだ韓国は、当初劣勢という評価を受けたものの、政府・民間が力を合わせて加盟国に1か国ずつ接触して説得し、後半になると互角の状況まで追撃したとの自主判断をしてきた。投票日のこの日まで決選に進出し、イタリアへの支持票とサウジアラビアからの離脱票を吸収すれば、大逆転の可能性があると見た。
しかし、ふたを開けてみると先発走者のサウジアラビアの壁は高かった。
韓国はサウジアラビアのように宗教や地域的基盤をもとにして基本的に確保できる票が少なく、サウジアラビアが‘オイルマネー’を前面に出して早くから加盟国を抱き込んだため、覆すには限界があったと分析される。
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