高速道路で報復運転、死者も…懲役5年の判決=韓国
高速道路で報復運転、死者も…懲役5年の判決=韓国
韓国の高速道路で報復運転をして交通事故を引き起こし、1人が死亡した事件で、運転手に対する1審判決が出た。大田地裁天安支院は29日、一般交通妨害致死などの罪に問われたA被告(39)に懲役5年を言い渡したと発表した。

 A被告は今年3月24日午後5時10分ごろ、京釜高速道路ソウル方面の北天安IC付近で4重追突事故を起こした。A被告は割り込んできた1トン貨物車に怒り、追い越して約17秒間も停車した。その結果、後続車が衝突し、1人が死亡し2人が負傷した。

 A被告は警察の調査で「道路に障害物があって止まった」として犯行を否認した。裁判に付された後も「腹が立ってしたわけではない」として犯行の意図がなかったと主張した。

 裁判所は「瞬間的な怒りに耐えられず報復運転で高速道路の交通に相当な危険をもたらし、被害者の命を奪った。しかも被害者に対する謝罪や反省の態度が見られず、自分の運転免許のことばかり気にしていた」として厳罰を科した。
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