ハンファQセルズの鎮川工場
ハンファQセルズの鎮川工場
ハンファグループで、ハンファソリューションの太陽光発電部門であるハンファQセルズが、12月17日でチュンチョンッブクド(忠清北道)にあるウムソン(陰城)工場の稼働を全面停止すると発表した。2015年に操業を開始した同工場は、太陽光発電設備用のモジュールを生産する拠点だ。年産量は3.5ギガワットに達する。

同社は陰城工場の稼働停止について「モジュール生産における効率性向上のために決めたこと。当社の営業活動には支障がないだろう」と話した。

陰城工場の稼働停止により、同社の韓国における年産能力は6.2ギガワットから2.7ギガワットへと縮小する。

ハンファQセルズは「韓国内では忠清北道のジンチョン(鎮川)工場を中心にセルの製造技術を高め、生産ラインの転換を図って工場運営における効率性を向上させ、米国のインフレ抑制法(IRA)関連の税制優遇を最大化していく」と説明した。

これと関連し同社は11月29日から12月3日まで、創業以来初めて社員を対象に希望退職者を募っている。希望退職申請を受け付けるのは、鎮川・陰城といった韓国の工場に1年以上勤務している生産職となる。同社は年内に、すべての退職手続きを終える方針だ。


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