カカオペイのシン・ウォングン(申元根)代表
カカオペイのシン・ウォングン(申元根)代表
IT大手カカオグループでモバイル決済サービスを手がけるカカオペイは11月30日、決済スタートアップのペイメントを買収し、子会社にすると発表した。2014年に創業したペイメントは現在、決済ソリューションと、それを利用したサービスを提供している。実店舗を中心に韓国の決済インフラを改善することを目標に掲げる。

ペイメントの代表的なサービスである「決済先生」は、塾や学習向けレンタルスペースなど小規模事業者を対象に請求や決済手続きの便宜性を高めることに重きを置いている。塾で「決済先生」のシステムに学生の決済情報を登録しておけば、親に自動で請求メールが届くため、店舗を直接訪問して支払う必要がなくなる。決済代行サービスを経由しないため、塾が負担しなければならない手数料も安価で済むといった長所がある。

カカオペイはペイメントの買収により、注文、請求と課金、決済代行、先払いサービス、情報の認証および承認、購入、精算システムの開発技術を活用し、決済システムを強化するとみられる。なかでもペイメントが持つ実店舗を中心とした事業の拡大に乗り出す見込みだ。

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