イーデイリーとインタビューした専門家らは30日、麻薬事犯の断薬のために、刑務所に持ち込まれる向精神薬を減らすべきだと助言した。国立法務病院のチョ・ソンナム院長は、「刑務所には麻薬がないため、収監者が外部の病院で虚偽のADHDや不眠症などの症状を訴え、麻薬性医薬品の処方を受ける」とし、「刑務所は精神科医がいないため、オンラインで診療を行い、刑務官が薬の服用を管理しているが、精神科のように患者の状態と服薬の有無をいちいち確認することは難しい」と述べた。それと共に「刑務所に入る医薬品の種類を減らし、外部病院にも一定容量以上は処方できないようガイドラインを与えなければならない」と提言した。
政府が収容数の処方記録を集めて刑務所内の医薬品搬入現況を把握しなければならないという指摘も出た。麻薬退治研究所のイ・ボムジン所長は「中毒性の高い向精神薬が合法的に処方されているが、どれだけ多くの刑務所収監者が向精神薬をどれだけ処方されるのか調査されていない」とし「麻薬類処方統計を整理し、法務部がこれを管理しなければならない」と話した。
麻薬事犯を集めた独房でまた別の犯罪が発生するという指摘と関連して専門家たちは「分離収容を維持するものの、リハビリの機会を増やさなければならない」と強調した。京畿大学犯罪心理学科のイ・スジョン教授は「刑務所内の麻薬伝播を防ぐことも矯正当局の目標」とし「麻薬事犯を分離収容して犯罪の伝播を防がなければならない」と話した。パク・ジンシル麻薬専門弁護士は「麻薬事犯は二度と手を出さないと思っても、中毒症状のために再び麻薬を思い出す」とし「彼らの麻薬の勧誘で犯罪が広がることを防ぐために今も麻薬事犯と一般事犯を区分している」と説明した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88