韓国SKグループ会長「“日韓経済協力体”は、EUのような単一市場モデルへと進むべき」
韓国SKグループ会長「“日韓経済協力体”は、EUのような単一市場モデルへと進むべき」
韓国のチェ・テウォン (崔泰源)SKグループ会長は「韓国と日本がEU(ヨーロッパ連合)のような単一市場の経済協力体へと発展すれば、とてつもないシナジー効果が生まれるだけでなく、北東アジアの平和にも役立つだろう」と語った。

5日、SKグループによると、チェ会長は4日(現地時間)SKグループ財団が設立したチェ・ジョンヒョン(崔鍾賢)学術院が米ワシントンDCで主催した「トランス・パシフィック・ダイアログ」(TPD)に出席し、先日の東京フォーラムで提案した「日韓経済協力体構想」について説明した。

チェ会長は、“韓日関係の新たな時代、そして韓米日の3者協力”というテーマで開かれた初のセッションで「韓国と日本はこれまでWTO(世界貿易機関)体制において多くの恵沢を受けてきたが、今はその恵沢が消え、大きな市場であった中国は強力な競争者に変わった」とし「このような状況の中、韓国と日本の協力こそがこれを打開する解決策になり得る」と強調した。

つづけて「韓国と日本は共に、高齢化・人口減少・低い経済成長率のような問題に直面しており、今の経済的立場をこれ以上維持することが難しい状況だ」とし「これを解決することのできる方法は、EUのような経済協力モデルだ」と力説した。

特にチェ会長は「EUも初めはフランスとドイツが鉄鋼と石炭のような産業における経済連合から始めたが、今は世界で3番目に大きな市場へと成長した」とし「韓国と日本もエネルギーや半導体などの分野で協力すれば、多くのシナジー効果が生まれるだろう」と断言した。

さらに「韓国と日本が強力な経済同盟を結び大きな市場へと成長すれば、周辺国である中国とロシアも参加できる機会を設け、結局は北朝鮮問題など北東アジア全体に平和をもたらすことができる」と説明した。

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