ソウル市ソンスドン(聖水洞)に拠点を構える、クラフトビールメーカーのアメージング・ブルーイング・カンパニー(以下、アメージング)は、主力商品の「聖水洞ペールエール」と「アメージング・ラガー」の2種を米国へ輸出すると発表した。契約は年間単位となり、輸出額は最初の発注だけで5万ドル(USD、約733万円)以上に上る。輸出されたクラフトビールは、ニューヨークやカリフォルニアを皮切りに来年は米国全土で販売する予定だ。

これに先立ち、同社は「初恋IPA」をシンガポールに輸出していた。昨今の韓流人気で韓国製品に対する海外からの関心の高まりを受け今回、米国まで市場を拡大することとなった。

韓国のコンビニでは4缶で1万ウォン(約1116円)のビールが人気を得るなど価格競争が蔓延すると同時に、ビールの質よりもパッケージデザインに力を入れるなど競争が激化している。こうした現状を受け、クラフトビールメーカーのカブリューはすでに米国とベトナムへ、またチェジュ(済州)ビールは2021年、上場と同時に海外市場へ、それぞれ進出した。

アメージングの関係者は「韓国とポーランドを除く経済協力開発機構(OECD)加盟国では、酒類のオンライン販売が可能であるため、販路の多様化と高級ビールの販売には有利だとみている」と話した。



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