金建希夫人
金建希夫人
チョ・グク元法務部長官は6日、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の配偶者であるキム・ゴンヒ(金建希)夫人に対し「金建希夫人の『潔白』を明らかにするため、年末プレゼントとして『ブランドバック』の代わりに『特検法』を差し上げなければならない」と主張した。

チョ元長官はこの日の午後、自身のフェイスブックを通じて「より良いことは『ブランドバック』関連容疑の捜査が追加された『特検法』を差し上げなければならない」とこのように述べた。

これに先立ち、金夫人が昨年、在米の牧師からブランドバッグをプレゼントされたとの主張がユーチューブチャンネルを通じて提起され、与野党は激しい攻防を続けてきた。ユーチューブチャンネルの‘ソウルの声’は先月27日、金夫人が昨年9月にソウル市ソチョ(瑞草洞)アクロビスタコバナコンテンツ事務室でチェ・ジェヨン牧師から300万ウォン(約33万6000円)相当のブランドバッグを受け取るような様子が撮られた動画を公開した。金夫人は映像でチェ牧師に「これをなぜ、たびたび買ってくるのですか」、「このようなことを何度もしないでください」と話していた。

パク・ソンジュン(朴省俊)共に民主党(野党)報道官は翌日、論評で‘ソウルの声’が主張した内容に言及した後「主張が事実なら、明白な不正請託及び金品等の収受禁止に関する法律に違反する。代価性のある賄賂なのかも明確にしなければならない」と述べた。続いて「大統領室がブランドバッグをプレゼントしたチェ牧師と面談した理由は何か、不適切な請託があったのかも明らかにしなければならない」と強調した。

これに対し、チャン・イェチャン国民の力(与党)青年最高委員は先月29日、BBSラジオの番組で「違法な取材であるだけでなく、先代の父親との親交を示し続けたり、訪ねてきたり、結局罠を仕掛けて政治工作を展開したので、このような違法行為については本当に断固として厳正に対処しなければならないと思う」と述べた。

ただし、現在共に民主党内では当初8日の本会議に‘ダブル特検法’の強行処理をしようとした動きからは変わった流れが感知される。

ヘラルド経済の取材を総合すると、共に民主党は「予算案処理が優先」とのキム・ジンピョ(金振杓)国会議長の意向を考慮し、ダブル特検法(テジャンドン(大庄洞)50億クラブ疑惑および金建希夫人の株価操作疑惑の関連特検法案)処理を強行するより民生法案を優先的に処理する方針だ。ダブル特検法を単独で処理しようとした従来の計画からひとまず譲歩することになる。

共に民主党指導部の関係者は「共に民主党でやろうとしても議長が反対すればできない。(8日の本会議で)処理できない可能性が高いと見ているようだ」と明らかにした。
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