チョ教育監は2018年10~12月、全国教職員労働組合(全教組)出身の解職教員など5人を特別採用した容疑で、1審では懲役1年6か月(執行猶予2年)の有罪判決を受けた。検察は「チョ教育監が特別採用を行ったことで、公正な競争が妨げられ、応募者の採用機会が奪われた」と指摘した。また、「チョ教育監は個人的な利益ではなく、政治的な利益を考えて犯行に及んだ」と主張した。
チョ教育監は最終陳述で、「私はお金を受け取ったり、側近を任命したりするために権力を乱用したりはしなかった」と反論した。また、「この事件は解職された教員の復職という公益の問題だ」と述べた。さらに、「10年間教育長として違法な指示を出したことはなく、1審判決は不当だ」と訴えた。
チョ教育監は現在、市・道教育長協議会の会長も務めている。1審判決が確定すれば、教育監職を失うことになる。韓国の法律では、禁錮以上の刑が確定し、その刑が失効していない者は退職対象とされている。控訴審の判決は来月18日に言い渡される予定だ。
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